リミット迫る中、偶然にも、希望に適う物件を発見。
早速担当者にコンタクトを取ることに……
若いながら、「やり手」感を漂わせる、不動産業者の件の物件担当という男性。
その声が、少し怪訝そうな含みを持ちつつ、
「ご購入されるのは、……お客様で?」
オブラートに包まれてはいるものの
『あなたが買い手じゃないですよね?』というニュアンスが十二分に伝わってきます。
――残念! 購入者本人です……!
これまでの、乏しいながらも幾つかの経験から学んだこと。それは
『五十路女性、パート勤務、 これ即ち、ローンなど論外』
ということで、先手を打つべく
「はい、そうです。お支払いは、『一括!』を考えています!」 と宣言……❕❕
一瞬の間の後、
――その間、先方が空気を呑んだ様子が感じられました。一応、商売にはなりそうだ、と考えを転換させた模様。こういうのって、電話越しでも案外伝わるものですね(笑)
「そうですか。どうします? 物件ご覧になりますか?」
またしても、元の軽やかな口調が聞こえてきました。
こういうところの切り替えの早さは、流石、営業職……⁉
などと、妙なところに感心しつつ
「はい、お願いします」
まずは、とりあえず、お客様として認識されたらしいことに、一安心。
さっそく、明日10時に自由が丘駅で、との約束を取りつけたのですが……
――うーん、どうやっても、100万ほどキツイ……
なくはない、のです。が、自分の預貯金を、0円まで投入したのでは、引っ越し費用もなくなってしまう……
――100万程、値下げ交渉できればなぁ……!
と、それはいま考えても、どうしようもないこと。
――いざとなったら、逆親子銀行という手もあるさ……♪
今回の発端となった、1年間就活、その間同居予定の末っ子。
家族会議(母(自分)、長男、次男、三男の4人)の際にも、冗談半分に
「そうだ、おまえ(末っ子)が、ローン組め」
と、兄たちから言われておりました。当の本人も
「オレも、それ考えたよ」
不甲斐ない親に反して、何て、しっかりした子どもたち( ;∀;)
――親バカですみません!(笑)
末っ子が勤めていますのは(まだ辞職前)、中堅の建設会社。
建設関係のお仕事に携わっている方は、ご存知でしょうが、また自分も、たまたまOL時代、建設会社にいたことで、よく解るのですが……
建設会社の外勤の場合、土日などあってなきが如し、ですし、平日も早朝から深夜までの勤務となることが殆ど……
まあ、その現場の状況にもよりますが、労働基準法など、どこ吹く風、有給消化など、およそ、異世界のお話です。 いまは、いろいろ言われて改善(?)されていたりもするのでしょうか?
とにかく、そんな次第で、単純に年収だけなら、兄たちよりあるようですし、結果として、それなりに蓄えもある訳です。
だって、何しろ、お金使うヒマがないのですから……
まあ、そんなこんなは、さておき
「ありがとう。でも、それは、いいよ」
丁重にお断りしました。 流石に、それは……
まあ、親としてのメンツもありますし……
尤も、そもそも、そんなもの存在しているのが疑問ではありますが(笑)
勿論、気持ちだけは有難く頂戴しました。 と同時に、こうも思ったのです。
――そこまでしても、父親(旦那)のとこに、居たくないのか……
今日できることは、ここまで。
迫りくる夜勤に備えて、早々に寝ることにしました。
ときに13時45分……
――3時間ちょっと、かぁ……
17時には起きなくてはなりません。まあ、何とかなるでしょ!
今朝、夜勤明けの帰宅途中、ご近所のお庭の桜🌸
晴れ上がった空に、朝日を受けて、キラキラ輝いておりました✨